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波照間小中、住民が学校統廃合を疑問視

 【波照間】波照間小中学校統廃合に関する教育懇談会が8月30日、波照間農村集落センターで開かれた。会場には大雨の中、約60人の住民が参加し関心の高さを見せた。懇談会では、この日に初めて学校統廃合の時期が来年4月に迫っていることを知った住民も多く、「意見交換を重ねて次年度以降に持ち越すことも考えてはどうか」と提案。住民側の統廃合を疑問視する声に竹富町教育委員会は「持ち帰って検討したい」とした。  学校統廃合については2004年から検討がなされ、最近では今年5月に懇談会が開催された。町教委は来年4月の実施をめどに作業を進めている。  懇談会で慶田盛安三教育長は「忌憚(きたん)のない意見を出してほしい」とあいさつ。町教委は、前回の懇談会で持ち帰った検討事項について住民に回答した。  意見交換では「母校に誇りを持っているので統合には反対」「資料にはメリットばかりが書かれているが、デメリットも説明するべきではないか」「児童生徒数は今後増加する見込みがあるのに、統合する必要があるのか」など疑問視する声が上がった。町教委の回答に対しても「歯切れが悪い」「回答が具体的でない」などの声が上がった。  また、配布された資料に「中学校体育館は改築しない」と書かれたことにも疑問が集中。「数年前から立ち入り禁止区域がある危険な建物だが問題はないのか」「バドミントン部は活躍しているが授業や部活に支障はないのか」「補修して活用できると良い」などの意見が出た。  波照間中学校の友利宏校長は「現在は専門の教諭が4人しかおらず、主要5教科も免許外の教諭が担当している。統合により1人増加すると助かる」と苦しい現状について説明。波照間小学校の仲底善章校長は「子どもが増えると単式学級を持てるので、子どもが増えてほしい」と話した。(本比田里奈通信員)

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