8月
31日
2010

干潟の代表的なカニ意外や学名なしの新種 2種は固有種とも判明

Category: 自然・科学 Tag: 琉球大学



琉大・成瀬特命助教ら協同研究、国際科学誌に掲載

 八重山など琉球列島の干潟に生息するカニ類のうち、代表的なミナミコメツキガニ、コメツキガニ、ミナミヒメシオマネキの3種は、学名がついていない新種だったことが、琉球大学亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構の成瀬貫特命助教らの共同研究で分かった。

 ミナミコメツキガニとコメツキガニは、琉球列島にしか分布しない固有種であったことも判明。コメツキガニは、本州にも生息していることから、仮の和名として「リュウキュウコメツキガニ」と命名された。
 成瀬助教らの共同研究で、3種はこれまで分類されていた種とは遺伝的、形態的な特徴が異なっていることが判明し、今年1月と6月に発行された国際科学誌に掲載され、新種と認められた。

 成瀬助教によると、この3種が他種と混同されてきた理由として▽「広い範囲から標本を集めた調査・研究が行われてこなかった▽形態的な違いやDNAなどの分子ツールを使った詳細な比較ができなかったことが考えられるという。
 成瀬助教は「身の回りに多く生息する普通種でも、世界的には貴重な種である可能性があることを示す好例」「琉球列島は機構的・地理的特殊性から、今回のような例がまだまだ発見される可能性はある」としている。

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