Category: 地域・教育
シーサーアーティスト宮城さんが企画、県公社支援
川平湾の海底に堆積(たいせき)する「ヘドロ」からジュエリーを作り出そうというプロジェクトを、MITSUOシーサー美術館代表で漆喰シーサーアーティストの宮城光男さん(34)=那覇市=が企画している。「リゾート環境再生ビジネスプラン」と題したプロジェクトは、県の2010年度戦略的県産品開発支援事業に採択され、県産業振興公社が支援。宮城さんは「来年4月には形として提案したい」と意気込んでいる。
宮城さんはアート(ART)とエコ(ECOLOGY)を融合させ、アートでエコロジーしようという活動「ACOプロジェクト」を2009年に石垣島で実施、ヘドロでシーサーをつくるイベントを行った。
今回のプロジェクトはこれを発展させた形。宮城さんは「川平湾のイメージを損なうことなく、ヘドロを減らすことができないか」として、ヘドロを「海土(ウミンチャ)」(商標登録中)と命名した。
海土から海の宝石を生みだそうと海土を原料にした土や上薬の研究開発し、壺屋焼の技術を駆使して沖縄独自の希少性の高いジュエリーにする計画。コンピューターを搭載した最新の電気釜で海土の量や混ぜる材料の割合などを数値化し、来年4月までには完成品として世に出したい考え。
ヘドロを使う理由について宮城さんは「みんなが忌み嫌うものを真逆のアートにするのがアーティストとしては一番おもしろい」と話し、「海土は高温になると液体になるので思うような形にできるし、透明感も出せる」と特徴を説明する。
産業振興公社は「石垣市の事業所と一緒に、石垣の地域資源を生かした新しい事業を展開し、本年度中に流れをつくりたい」と地元の業者と連携した取り組みを模索している。
27日、プロジェクトの報告を受けた中山義隆市長は「ヘドロがなくなれば、川平湾を再生でき、さらに価値が高まる」と歓迎した。
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