Category: 社会・経済
速度や漁場回避など調整
沖縄総合事務局石垣港湾事務所は、石西礁湖内の生活保全航路の整備と平行して、持続的な海域利用を図る観点から利用のルール化などソフト面の対応に乗り出している。環境面の配慮や将来の維持管理費の観点からハード面の対応だけでは安全・安心な航路確保は困難として、速度の低減や漁場での航行回避など航路利用のルール化(マナー化)について船会社と調整を行っている。今月12日、船会社を対象に説明会を開き、意見交換した。
同事務所は現在、生活保全航路の位置や規模を検討しているが、環境面への配慮から規模の制限を必要としているほか、航路周辺のすべてに標識を設置することはできない。さらに航路外の安全まで確保されるわけではないことから、ソフト的な対応を迫られている。
利用のルール化では、直近の危険性の低減策として▽航行個所の限定▽すれ違い時の減速などが挙がっている。満潮時には距離を短縮するため航路から外れてショートカットで航行するケースがあるが、そのコースがモズク養殖、潜り漁の海域となっているため危険性が指摘されている。こうした海域が4カ所ある。
八重山漁協の上原亀一組合長は「モズクや潜り漁などでは引き波の影響がある。モズク養殖では、網からモズクが切り離されるおそれがあり、収穫時には船が揺れて作業がしにくい。ぜひルール化してほしい」と要望している。
港湾管理者の石垣市は、港内での減速を求めている。
コメントしてください。(
)