Category: 芸能・文化
きょう波照間でムシャーマ
旧盆(ソーロン)入りの22日は祖先を迎える精霊迎え(ンカイ)。郡内の各家々では、仏前に果物やンカイズーシー(ジューシー)を供え、子や孫ら家族そろって祖先の霊を温かく迎え入れた。旧盆は沖縄最大の年中行事。送り日(ウクイピー)の24日までの3日間は、仏前にごちそうを供え、祖先の霊を盛大にもてなす。また、3日間、市内では伝統行事のアンガマが繰り広げられるほか、中日の23日には波照間島でムシャーマも行われる。
石垣市新川の入嵩西正治さん(69)宅では、両脇にちょうちんをともした仏壇に芋やバナナ、シークワサーなどの野菜や果物、クーガーシ(落がん菓子)、カマボコや三枚肉などのごちそうを供えて祖先を迎えた。
夕方、正治さんが墓から祖先の霊を迎えた後、マヤーブ(メドハギ)のはしを添えたンカイシームン(迎え吸い物)を供え、妻の尉子さん(69)や長男の正仁さん(34)・佳美さん(33)夫妻、その子どもなど家族6人が仏前に線香を手向け、全員で静かに手を合わせた。
正治さんは、家族に近況を報告しながら「ごちそうを食べ、3日間、楽しく過ごして下さい」と祖先に語りかけた。
先祖の徳を頂くため全員でお酒を回し、ンカイズーシーも供えた。また、水に米や供え物を細かく砕いたミーズヌクを、マヤーブの葉で外の邪気に分け与えた。
入嵩西さんは「小さい時に父親から、お盆を終えた祖先たちが墓に戻る途中、それぞれの家のこと話し合っていると聞いた。お盆中は祖先に監視されているようで、家をきれいにし、供え物もできる限り昔から踏襲するようにしている」と話した。
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