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各地でアンガマ始まる ユーモアたっぷりに問答

富野にも初登場
 ソーロン(旧盆)入りの22日、グソー(後生、あの世)からやってきたとされるウシュマイ(爺)とンミー(婆)がファーマー(子や孫)を引き連れて家々を回る伝統行事「アンガマ」が始まった。各地の青年会が行っている旧盆行事。会場からの問い掛けに、ウシュマイが独特の裏声でユーモアたっぷりに答える問答に笑いが起きている。  富野公民館(堀川英則館長)では22日午後5時から大川青年会(大浜安史会長)のアンガマがあり、地域の人たちや観光客など約80人が詰め掛けた。  富野地区は宮古からの移民などが創設した集落で、アンガマの伝統はない。地域住民の前浜永克さん(50)の二女、綾さん(24)が大川青年会の大浜会長(26)の妻であることから、前浜さんが「富野地区には地域全体の旧盆行事がない。お年寄りや子どもたちに楽しんでほしい」と依頼して実現した。  去年7月に完成した富野公民館の1周年記念の意味合いも込めている。  大川青年会のアンガマは総勢約30人。子どもたちからは「ウシュマイの歯はなぜ3本?」との質問が飛び出し、ウシュマイが裏声で「第2次世界大戦で子や孫を守るため、爆弾をみんな食べたので、歯がなくなったが、歯医者で3本だけ入れてもらった」と大まじめに答えると、拍手や笑いが起きた。  公民館完成1周年を祝って、三三七拍子ならぬ「四四八拍子」もあり、富野で初めてのアンガマは45分間にわたってにぎやかに続いた。  富野地区の長老の1人で、数え96歳の堀川モヲシさんは「おもしろかった」と満足そうだった。
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