8月
21日
2010

アンパルの成り立ちを解説 「サンゴ礁学」で講演会

Category: 地域・教育



 文部科学省の新学術領域研究に採択されたプロジェクト「サンゴ礁学」(代表・茅根創東京大学教授)の講演会が19、20の両日、市内で開かれ、名蔵川河口の湿地、アンパルをテーマにした講演などがあった。

 慶應大学の山口徹教授は「アンパルはどうやってできたの?」をテーマに講演し、名蔵周辺の海岸線がどのように変化したかについて、12万年前以降を5段階に分けて説明し、「5000年前以降、浅い海がマングローブ林になっていき、150年前からマングローブの湿地が徐々に陸地になっていた」などと解説。
 名蔵地区の海抜9メートル地点で行ったボーリング調査で、赤土が8メートル以上積もり、現在の海面と同じ高さの辺りから海の生物の痕跡が見付かったことも紹介し、「(海の生物の痕跡の)年代を測っているところだ」として、海岸線の変化や地形の様子についてさらに調査する考えを示した。
 また、パイン畑などのある斜面やキビ畑のある大地、水田、湿地、干潟など名蔵地区を構成する地形を挙げ、「いろいろな地形の要素が全部詰まっているのが名蔵の特徴。これらの地形は自然の力で結び付き、影響し合いながら変化しているのではないか」と指摘した。
 日本歯科大の吉田俊爾講師は「サンゴ礁の島に住んだ人びと」をテーマに講演した。

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