Category: 社会・経済
島外治療の患者負担軽減へ
医療法人上善会かりゆし病院(上地国生院長)に、1日から「神経内科」が設置されている。神経内科は脳や脊髄(せきずい)、末端神経の疾患などの診療を行う診療科で、郡内では初めて。旧西ドイツ・ベルリン市出身で神経内科専門の丸野内暢彦(のぶひこ)医師が1日付で名古屋の病院から着任し、同病院の専門医が2人となり、診療科をオープンした。
同科は脳梗塞(こうそく)やパーキンソン病、片頭痛、髄膜炎、アルツハイマー病、顔面けいれんなどの診療を行い、脊髄小脳変性症など発生率の低い難病の診療も手がける。
これまで郡内には神経内科がなかったため、郡内の患者は沖縄本島や本土で治療を受けており、中には長期間の治療が必要となったことで家族ごと転出する例もあったという。
19日午後、会見した上地院長は「郡内初の神経内科のオープンは画期的なことだ。患者の負担が軽減され、脳梗塞のリハビリにも神経内科の力が十分に発揮されると思う」と話し、近日中に新型のCTや末端神経のしびれを検査する機械を導入する予定。
丸野内さんは「かりゆし病院に赴任して、難病を持つ患者が予想以上に多いことに驚かされた。以前は治療法が無いとされていたものも多いが、医学の世界で神経内科は最も研究が盛んに行われている分野の一つであり、可能な限り先端の医療を取り入れていきたい」と抱負を述べた。
同病院では今後、神経内科の准教育施設認定に向けて施設整備を図り、神経内科を目指す医師の受け入れなどを実施したいとしている。
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