Category: 不連続線
4年前の9月15日、八重山を丸一昼夜、猛烈な暴風雨に巻き込んだ台風13号の通過後、見事な星空が現れたことを読者諸氏もご存知のはず▼郡内の約1万7000世帯が停電、島中が暗闇に包まれ、明かりといえば、手元の懐中電灯と車のライトだけ。その不自由さと引き換えに、美しい星空が出現、宝石を散りばめたような銀色に輝く星々に心を癒やされたラッキーな人々も多かったのではないか▼星空といえば、今から45年前、全国で見られたイケヤセキすい星も比類ない美しさだった。当時、中二の筆者はテストを控え、徹夜で勉強中。休息のため、ベランダに出ると、東の空にホウキ状の巨大な星の群れと遭遇、後でそれが前述のすい星と知らされた▼ところで、広大な宇宙は人々を夢とロマンへと誘う。その“玄関口”として旧暦七夕前後に開催されているのが「南の島の星まつり」だ。回を重ねるごとに全国に知られ、実行委によると、早くから星まつりの日程を問い合わせる電話があるという▼石垣島は他県に比べると、緯度が南へ10度以上あるため、東京などで見られない星座が数多く楽しめる。初日のあすは、星空観望会があるが、島中の明かりは少ないほどいい▼玄関や居間など、屋内外の明かりを一つでも多く消して、夏の夜空のひとときを楽しみたい。(南風原英和)
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