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児童虐待相談件数が増加傾向 「助けて」と切実な声

 石垣市福祉事務所に寄せられる児童虐待の相談件数は本年度、4~7月の4カ月間で17人となり、このペースが続くと、前年度1年間の相談人数26人のほぼ2倍に達する勢いだ。相談のなかには、生活苦や病気が原因で「子どもを虐待しそうだ。助けてほしい」という保護者本人からの訴えも含まれており、同事務所では「家庭をサポートすれば、児童虐待に至らないこともある」(児童家庭課)としている。  石垣市内では去年7月、父親に虐待された3歳の男児が死亡する事件が起きている。同事務所では去年11月から児童福祉が専門の本村真・琉球大学法文学部准教授に2カ月に1回、保育所や学校での指導を求めるなど、対応策を強化した。  児童家庭課によると、今年4~7月に相談のあった17人のうち、5人は身体的な虐待、12人は子どもの世話を怠るネグレクトだった。また、17人のうち、県中央児童相談所に文書で送致したのは4人で、このうち1人は同相談所に一次保護、別の1人は児童擁護施設に入所させた。  前年度1年間の26人の内訳は、身体的な虐待21人、ネグレクト4人、性的な虐待1人。また、26人のうち、県中央児童相談所に送致したのは15人で、このうち4人は一次保護、別の1人は児童擁護施設に入所させた。  同課によると、最近は、保護者が「子育てができない」、「子どもを施設に入れたい」などと相談するケースが出ており、ほとんどは生活苦や病気が原因。同課では、生活苦が原因の場合には生活保護、病気が原因の場合は医療や保健の担当機関にそれぞれ対応を依頼するなどしている。  児童虐待の相談窓口は石垣市児童家庭課(82-1704)、県中央児童相談所八重山分室(88-7801)、子ども虐待ホットライン(098-886-2900)。また、児童家庭課では「緊急時は110番通報してほしい」と話す。

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