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少ない台風発生

フィリピン沖、対流活動の弱さが原因
高温続く、気象台が注意喚起
 今年は台風の発生と沖縄地方への接近が少ない。平年だと7月までに8・6個発生し、うち八重山には1・3個接近している。ところが、今年は7月までの発生数が3個と少なく、接近数もゼロとなっている。気象台はフィリピン東海上の対流活動が弱く、台風が発生しにくい状態になっていることが要因とみている。台風が少ないことから、最高気温も上がりぱなっし。気象台では「高温に関する異常天候早期警戒情報」を出し、注意喚起している。(南風原英和記者)  八重山はここ数年、台風の“厄年”といわれるほど、接近が多かった。石垣島で69.9メートルの最大瞬間風速を記録し、重軽傷者や家屋全壊、停電や断水などライフラインに大きな被害が出た4年前の台風13号をはじめ、2008年までに毎年、猛烈な台風が襲来したことはまだ記憶に新しい。  過去5年間の7月の接近数をみると、台風接近がなかった07年と09年を除いて2005年1個、06年2個、08年は2個が石垣島に接近している。  ちなみに、7月の台風の発生数は平年4.1個発生し、このうち石垣島には0.7個接近しているが、今年は昨年と同じく発生はゼロだった。  今年は台風の発生場所や経路にも異変が目立つ。1号は3月24日、2号は7月14日にフィリピン東でそれぞれ発生。途中で温帯低気圧に変わったり、南シナ海を通過して、大陸へ渡っている。また、3号は7月19日に南シナ海で発生し、大陸へ去っている。  台風発生が少ない理由について沖縄気象台天気相談所の垣花和夫所長は「今年はフィリピン付近で、雲が発生して台風になる対流活動が弱いのが原因とみられる」と話す。  8月の台風は平年5.5個発生、うち石垣島には1.2個接近している。昨年は5個発生し、石垣島への接近は1個だった。年間の接近数は10月の1個と合わせて計2個に止まり、キビや水稲をはじめパイン、パパイア、バナナ、マンゴーなどの果樹類が台風被害を免れ、大豊作となった。  一方、台風が少ないと、高温状態が続き、多方面に影響が出る。マンゴーにはその間接的な影響がみられる。生産農家の一人は「数では大豊作だが、品質が悪く、出荷できないものが多かった」と表情はさえない。  石垣島の7月の最高気温も30度を下回ったのは3日間のみ。残る28日間は32~33度の日が最も多く、すべて平年値を上回った。  この猛暑、8月もさらに続きそうで、沖縄気象台では3日、沖縄地方に「高温に関する異常天候早期警戒情報」を出した。気温が平年よりかなり高くなる状態が8日から約1週間続く見込みで、とくに健康管理や農作物の管理に注意が必要だ。

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