7月
30日
2010

県内屈指の観光地として名高い石垣市川平湾の…

Category: 不連続線



 県内屈指の観光地として名高い石垣市川平湾の海底にヘドロが堆積、水質がかなり悪化しているという。この問題は以前から指摘されているが、同湾の水質調査などを実施している辻環境文化研究所の潜水調査に応じた中山義隆市長は「隣のダイバーが見えないくらいで、まるで田んぼみたいだ」と汚濁が想像以上に進んでいることに驚いた|と報じている▼行政のトップが直接海に潜って、実態を確認するのは初めて。汚染状況を間接的に聞くより、ずっと効果があり、対策も早くできるのではないかと思う▼今回、市長らが潜った場所は川平湾の奥側。すり鉢状になった海底には、サンゴの死骸と赤土が混ざり合ったものがヘドロ状となり、約2メートル堆積しているらしい▼一方、集落からの生活排水も例外ではない。川平では15年前、国の特定環境保全事業で公共下水道が整備済みだが、接続率が81%(6月末現在)と完全に普及していないのも、要因の一つに挙げられよう▼川平湾は国の名勝(無形文化財)や西表石垣国立公園にも指定され、昨年は仏ミシュラン社の旅行ガイドの三つ星名所にもなった▼こんな風光明美な観光地をヘドロの海にしては、将来に禍根を残す。「鉄は熱いうちに打て」という。今度こそ、市は本腰を入れて、対策を急いでほしい。(南風原英和)

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