7月
27日
2010

内閣府は、自宅などに半年以上閉じこもって…

Category: 不連続線



 内閣府は、自宅などに半年以上閉じこもって外出しない若者の「ひきこもり」が、全国で約70万人に上ると推計される-と発表した。全国実態調査結果で明らかになった▼全国の15~39歳の男女5000人を対象に調査、将来ひきこもりになる可能性のある「ひきこもり親和群」も155万人と推計しており、「今後さらに増える可能性がある」という▼ひきこもりのきっかけは、「職場になじめなかった」と「病気」がともに24%で最も多く、「就職活動がうまくいかなかった」が20%。沖縄県内の状況は分からないが、かなりの数になるかも知れない▼というのは、沖縄は進学や本土就職時に「辛かったらいつでも帰ってこい」と励ますことが多く、全国一高い失業率も失業者を家族や親せきが支えるケースが大半だからだ▼ひきこもりになった若者、特に20代後半から30代後半はバブル経済の破たん、就職氷河期に社会人生活を始めており、この数年の大不況にも見舞われている。ひきこもり問題は以前からあるが、実態が明らかにされたのは初めて▼この問題は、老人介護問題と同様に深刻化する可能性がある。解決には景気回復、雇用状況の改善、ストレスのケアなど難しい面もあるが、まず県や市は地域調査を行い、実態を把握してほしい。それが対策の第一歩だ。(黒島安隆)

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