7月
22日
2010

先日、中学同期会主催の料理講習会に参加…

Category: 不連続線



 先日、中学同期会主催の料理講習会に参加した。その時の料理講師の話で印象に残ったこと▼「おかずはカラフルなものがよい。その色彩の豊かさがそのまま栄養素のバランスの良さを示している」「八重山の野菜はこの強い太陽のもとで生き抜くため、その内部にいろいろな仕掛けを作っているから、なるべく島野菜を食べるように」▼八重山の夏野菜と言えば昔からウンツァイである。以前は屋敷のミズンダナの周囲にたくさん植えられていた▼ミズンダナと言ってももう分からなくなっている人も多いと思うから少し説明すると、要するに台所の廃水のはけ場所である。たたみ一畳ほどの広さで、そこに使用済みの水をため自然蒸発させたりあるいは地下深くしみ込ませたりしていたのである▼水は大変貴重であったから使用量もそんなに多くはなく、このような自然循環で十分だったのだ。その栄養が周囲の土にしみ込み、そこにウンツァイが植えられていたのである。つまりウンツァイは濃縮された栄養をたくさんため込んでいたのだ▼幼いころ、夏場は朝からウンツァイのおつゆやウンツァイとトーフのいため物ばかり続いてあきあきしたものだが、実は合理的な食事であったということ。土地の習俗の知恵をしみじみ感じた料理講習会であった。(八重洋一郎)

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