Category: 不連続線
興南高校は強かった。春の選抜優勝校の貫録を見せ、圧倒的な強さで春夏連続甲子園出場を決めた。史上6番目の春夏制覇を目指すが、その目標実現を応援したい▼17日の準決勝で、八重高は地域の期待を背負って王者と戦った。結果は力及ばず0-8で敗れたが、八重山の大応援団に応え、エース島袋洋奨を登板させた興南・我喜屋優監督に敬意を表したい▼総力を尽くして対戦することが高校野球の真骨頂だ。言うまでもなく、島袋は全国屈指の左腕投手としてプロの注目度が最も高い選手である。また興南打線は強力だ。八重高ナインはその厚い壁に全力で立ち向かった▼八重高が夏季大会で準決勝に進んだのは実に22年ぶりで、大会には八重山から甲子園に行かす会、沖縄尚志会、父母、郷友会員らが駆けつけ、スタンドから大声援を送った。郷友会員らは故郷の後輩の活躍に胸を熱くしただろう▼敗れたとはいえ、今大会の収穫は大きい。ナインは強豪校の試合運び、技術、精神力など痛感しただろうし、大応援団のエールを受けて試合に臨んだのも初めてだ▼スタンドで応援していた1、2年生はより刺激を受けたに違いない。体力テストでは興南より八重高が勝っていた。日々の練習、勝負強さに必要なものを突き止めれば、甲子園の道もそう遠くないだろう。(黒島安隆)
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