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白保竿根田原洞穴「国際レベルでの調査を」 専門家が万全体制を要望

人骨発見洞で調査計画審議
 10日に石垣市内で始まった第1回石垣島白保竿根田原洞穴総合発掘調査委員会(委員長・馬場悠男国立科学博物館名誉研究員、9人)は11日午前、2日目の審議で調査計画について意見を交わし、発掘に当たる作業員の人数を県の計画案以上に増やしていく方向性を確認した。委員会終了後、馬場委員長は「貴重な洞穴。国際的なレベルで調査されるべきだ」と万全な調査体制を構築する必要性を強調した。  県立埋蔵文化財センターによると、調査は、2万年から1万5000年前の人骨が見付かった化石ホールと呼ばれる空間で8~10月に実施。調査対象となる堆積物は60平方メートルに広がり、体積は120立方メートル。  調査では調査地を1メートル四方の格子状に区切り、0.5ミリ四方から1センチ四方のふるいで堆積物すべてをより分け、人骨や動物の骨を探していく。人工的な加工をほどこした石なども探す。  洞穴から回収したものはすべて同センターに持ち帰り、専門家が詳しい調査を行う計画。調査に参加する専門家としては約20人がリストアップされているが、発掘されたものの種類に応じて、さらに増やす可能性もあるという。  調査報告は2011年度にまとめることになっている。  人工的な加工をほどこした石について、同センター元所長の安里嗣淳副委員長(考古学)は「(石器などの)人工品など人骨に伴う文化を突き止めれば、大変なことになる。(人骨が属する年代の)後期更新世の文化が確認できる」と、調査への期待を語った。  また、日本歯科大新潟生命歯学部准教授の奈良貴史委員(人類学、解剖学)は「これだけの堆積物を、これだけの期間(3カ月間)で掘るのは経験のないこと」として、技術や経験のあるスタッフを十分に確保するよう要望した。

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