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昨年は12万匹余のオニヒトデを駆除 「ある程度できた」と評価

予算確保の必要性も訴え
 2008年に大発生が確認されたオニヒトデ対策で環境省、県、石垣市、ダイビング協会が09年度の1年間で駆除した数は、12万匹余に達したことが八重山オニヒトデ対策協議会(与儀正会長)に提出された資料で分かった。副会長の鹿熊信一郎県八重山農林水産振興センター主幹は、各機関の調査結果から「サンゴの保護はある程度できた」と評価。大発生が終息するまでには数年かかることから、継続した取り組みが求められている。  約50メートル四方を15分間泳いで3匹以上見つかれば異常発生とする調査で、2005年まで平均1匹以下だったが、その後増加。08年は7.2匹と大発生、09年も10匹以上と勢いは止まらなかった。  駆除数は、08年が前年の20倍の5万5000匹、09年が9万6000匹。行政機関の駆除が本格化した09年度は12万匹以上になった。  全海域で駆除することが不可能なことから、重点海域を絞り込み、各機関が連携して行う組織として昨年8月に協議会が設立されている。駆除対象海域は石垣島周辺と石西礁湖、黒島東、鳩間島周辺、バラス島周辺など。  5月26日の第4回協議会では各機関、団体から報告があった。環境省によると、黒島東ではサンゴ被度が駆除前の40%から駆除後も39%と下がらず、効果を挙げた。10年度も環境省、石垣市は同規模の内容で駆除事業を実施、県は規模を半分に縮小して継続する。  一方、事業主体によって調査方法が異なることから、サンゴ被度調査とオニヒトデ密度調査は統一して実施することを確認した。  協議会のコーディネーター役を担っている鹿熊副会長は「去年の今ごろの状況だと、ほとんどのサンゴが被害に遭っているのではと思っていたが、最悪な状況になっていなかった。09年度はある程度、サンゴを守ることができたと評価できる。この形(大発生)はあと数年続くので予算確保が必要になる」と話している。
  • タグ: オニヒトデ被害
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