5月
30日
2010

沖縄にも住んだことのある作家の池澤夏樹…

Category: 不連続線



 沖縄にも住んだことのある作家の池澤夏樹さんが朝日新聞に政治と時間について書いていた▼国が水俣病を認めてから54年、沖縄密約を隠し続けて38年、普天間は占領から65年。その間日本の政治は何をしてきたのか。解決へ向けてではなく、ひたすら遅延工作を重ねてきたのでは▼そして国を守る美名のもと少数者(一部地域)に不利を押しつけ安閑としてきた日本の大多数の国民には責任はないのかと問うている▼1898年に中国が英国に99年の期限付きで香港を租借させたものの1997年には約束どおり返してもらった事例をあげて、どうして沖縄の基地には駐留期限がないのかとも。この文章の示唆するところは重い▼香港は、英国の庇護(ひご)のもと自立経済振興策が功を奏し世界の流通拠点として返還では中国を利することになった。一方、沖縄は祖国復帰時に占領の流れで密約を押しつけられ、その後も基地存続が優先されたため歪な経済構造になり自立できずにいる▼日本は安全保障のお題目で米国に気を回し金を出す。米軍もそれを当然と受けとり基地機能の増強固定化、演習にいそしむ。島は基地がらみの交付金漬け。いよいよ沖縄の米軍基地は未来永劫(えいごう)か。総理!福島大臣の罷免より何より、47都道府県での公平な駐留基地負担立法が先では。(仲間清隆)

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