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シロアゴガエル監視を強化 侵入防止で6人が巡回

 在来の生態系をかく乱するおそれのある特定外来生物のシロアゴガエルが西表島に侵入するのを防ぐため、環境省は本年度、オオヒキガエルの調査にあたる監視調査員6人を石垣でのシロアゴガエル調査に参加させるなどして、監視体制を充実させることになった。外来種が生態系に及ぼす影響は「予測が付かない」とも言われるだけに、イリオモテヤマネコに代表される西表島独特の生態系がかく乱されないように環境省が取り組みを強化したもの。  シロアゴガエルは東南アジアから南アジアにかけての地域が原産で、県内では1964(昭和39)年に初確認。比較的乾燥に強く、資材にまぎれ込みながら生息域を広げている可能性があり、2007年には石垣島で定着が確認された。環境省では「何でもないところに張り付いて移動する。石垣でまん延すると、ほかの島に入るのを防ぐことは難しい」(西表自然保護官事務所の刈部博文自然保護官)と、西表島への移入や定着を警戒している。  環境省では、西表島でオオヒキガエルを調査する監視調査員がシロアゴガエルについても調査を実施してきたが、西表島ではシロアゴガエルの実物を見る機会がなく、どのような場所に生息しているかも分からない。このため、環境省は本年度、石垣島で行うシロアゴガエルの調査に監視調査員を参加させ、シロアゴガエルの実物に接して姿や鳴き声、生息場所について理解を深めさせることになった。  オオヒキガエルやシロアゴガエルは資材に交じって島外から持ち込まれる可能性があるため、西表島での監視活動では、港湾のある集落と過去にオオヒキガエルが見付かったことのある集落合わせて10カ所を重要地域とし、毎週巡回。それ以外の一般地域では4カ所でそれぞれ月3回巡回する。監視調査員は東部2人、西部4人の合わせて6人で、受け持ちの地域を巡回する。

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