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きょう16日は「浜下り」。八重山ではサニズ…

 きょう16日は「浜下り」。八重山ではサニズとも呼ばれ、沖縄だけに伝わる旧暦3月3日の行事だ。美男子に姿を変えたヘビの子を宿した娘が、神のお告げに従い、海の潮で洗い流したという由来から、婦女子が海水に足を浸して、浜辺でけがれを払う日とされる。近年はピクニックがてら、家族ぐるみで潮干狩りに出かける光景がみられる▼昨年は日曜日に当たり、各地の海辺は大勢の家族連れでにぎわった。筆者も近くの名蔵海岸へ繰り出したが、そこで驚くべき光景を見た▼初老の女性が車の付いた板に腰掛け、貝採りに夢中になっている。その女性がいる場所は貝がよく採れるのか、バケツがにぎやかな音を立て、次々と貝が放り込まれていく▼興味深く見ていると、ポケットから携帯電話を取り出し、誰かと連絡と取り合っている。すると、子や孫とみられる家族が女性の周りに集まり、“コロニー”をつくってしまった▼県水産海洋研究センター石垣支所によると、「魚は逃げることができるが、海草や貝は動けないので、人間が欲張って取り尽くせば、すべていなくなってしまう。食べるだけ採ることが大切です」という▼確かに、生物は無尽蔵でない。マナーを一人びとりが守らなければ、将来、八重山から海の恵みがなくなるかもしれない。(南風原英和)

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