今月中にも指定手続き
石垣市文化財審議会(前津栄信委員長、委員10人)の第4回審議会が15日、市教育委員会で開かれ、江川三津恵教育長が前津委員長に宮良浜川原のヤラブ(テリハボク)並木の市指定文化財(天然記念物)への指定を諮問した。これを受け、審議会はこの日、全会一致で指定を決定。今週中にも教育長へ答申する方針。このためヤラブ並木は26日の教育委員会承認を経て、今月中にも文化財指定される。
宮良のヤラブ並木は国道390号線の宮良橋東側から宮良坂に至る約300メートルの区間。明治初期に宮良の人々が旧道路の開通を記念し、道路両側に植栽したのが始まりとされ、現在、並木を形成しているヤラブは全体で大小104本を数える。
幹回り1メートルを超える巨木も4本あり、その樹齢は100年を超すと推定され「巨木を含む並木は他になく、貴重」とされている。
同並木については、審議会内部でも指定に向けた要望があり、諮問に即決で「一日も早い指定を」と意見が一致した。
ヤラブ並木は国有地と民有地にまたがっており、市文化課では今回は内諾を得ている国有地の部分を文化財指定し、民有地については今後、文化財指定の同意取り付け作業を進める。
また、名蔵の神田橋近くに存在する大田原遺跡の説明板文案についても審議。市文化課が示した文案に、隣接する神田貝塚の存在を追記することで承認した。
審議会ではこのほかに▽史跡フルスト原遺跡整備事業▽新石垣空港建設地内から発見された人骨▽カンムリワシの救護状況および経過▽「真乙姥御嶽」指定作業の進ちょく状況が報告されたほか、フルスト原遺跡や宮良浜川原のヤラブ並木、野底地区リゾート予定地内調査地などを現地視察した。
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