3月
12日
2010

石垣市の中心市街地がここ数年で、かなり…

Category: 不連続線



 石垣市の中心市街地がここ数年で、かなり様変わりしている。郊外型大型店の進出で地元の客足が減り、空き店舗が目立った「あやぱにモール」や「ゆいロード」では、若い人たちの異業種の店が軒を連ねる。空洞化する商店街に歯止めをかけようと、市商工会が取り組んだ空き店舗対策事業が奏効し、シャッターを下ろしたままの店は、いまはほとんどない▼もし、商工会がこういう対策をしていなければ、商店街はわびしい通りになっていただろう▼中でも、公設市場周辺の変容ぶりが目覚ましい。市場2階にある特産品販売センターとしのぎを削るように、観光客を目当てにした同業種の土産品店がいくつも並ぶ▼やる気のある若い人々が多様な業種の店を起こし、中心市街地が元気になることはいいことだ▼一方で、大型店の波に押され、街から姿を消した地元の専門店も多い。例えば、ふとん店や靴屋、本屋などだ。最近では、東京から新たな靴流通センターが進出し、50年も続いた「タカラ靴店」が店閉まいを余儀なくされている▼商品を大量に品揃えし、安く販売する大手資本に、零細な個人経営の店は太刀打ちできない。競争社会が経済の原理とはいえ、地元の老舗がまた一つ消えるかと思うと、寂しさを禁じ得ない。(南風原英和)

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