Category: 社会・経済 自然・科学 Tag: 外来種
オオヒキガエルなど7種
【那覇】環境省那覇自然環境事務所(奥田直久所長)の「2009年度沖縄県下の外来爬虫両生類対策専門家会議」が5日午後、那覇市内のホテル日航那覇グランドキャッスルで開かれた。会議では県内に定着している外来爬(は)虫両生類の効果的な防除などについて、学識経験者ら委員11人から意見を求めた。
県では、(1)オオヒキガエル(2)シロアゴガエル(3)グリーンイグアナ(4)グリーンアノール(5)タイワンスジオ(6)タイワンハブ(7)サキシマハブの7種を在来種への影響が大きい外来爬虫両生類と考え、検討対象とした。
会議では環境省が実施してきた調査や防除対策などが説明され、奥田所長は「まずは現状を把握し、情報を共有することが大切。委員の皆さんだけでなく、県、各市町村とも協力して対策に努めていきたい」とあいさつした。
石垣島では、耳の後ろに耳腺とよばれる大きな毒腺を持つオオヒキガエルが1978年にサトウキビ畑の害虫駆除の目的で持ち込まれたが、現在では島内に広く分布しており、カエルをえさとする天然記念物のカンムリワシなどへの影響が懸念されている。
昨年、8月に実施した捕獲キャンペーンでは5097個体が捕獲されたが、日常的に市民が捕獲する方法や監視体制の工夫が必要とされている。
また、西表島でもオオヒキガエルが確認されており、イリオモテヤマネコなど多くの希少生物が生息する同島への影響も楽観視できない。
繁殖力が高いシロアゴガエルは石垣島では07年に確認され、樹上で生活することから、昆虫類への影響が問題視されており、09年5月から今年1月まで4回にわたる調査では島内96地点で生息が確認されている。
明石地区を中心に目撃情報の多いグリーンイグアナは、昆虫や植物を大量に食し、生態系へ大きな影響を及ぼす恐れがあるとして、要注意外来生物に指定。昨年11月から今年2月1日までの調査では13個体を捕獲したが、天候によって出現する確率が変化し、警戒心も強いため、捕獲するのが困難とされている。
同会議では今後、調査結果から分布拡大の早さや除去の困難性、除去にともなう在来種への影響などを踏まえ、防除対策の優先度や効果的な防除法について話し合っていく方針。
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