
最年少市長が誕生
市政刷新の訴え浸透
任期満了に伴う石垣市長選は2月28日、投票が行われた。即日開票の結果、新人の中山義隆氏(42)=自民、公明推薦=が過去最高の1万6421票を獲得、現職で5期目を目指した大浜長照氏(62)=民主、社民、共産、社大推薦=に5014票差をつけて圧勝、初当選を飾った。歴史的大勝利で市長選史上、最年少市長が誕生した。中山氏は当選後、「5年後、10年後のビジョンを描ける市政運営をしたい」と決意を語った。保守勢力は市長選では初めて自公協力で臨み、1994年以来16年ぶりに市政を奪還した。投票率は77.42%で、前回の65.88%を大幅に上回った。
今市長選は市政の続投か刷新かを焦点に、新石垣空港着工の取り組みなど4期16年の実績・経験を誇る現職に、若さと行動力を武器に「政権交代」を掲げる新人が挑む戦い。
中山氏は自公協力の支援を受け、若い世代が先頭に立った運動を展開。「変えよう、長期政権」をキャッチフレーズに多選批判を展開して市政刷新を訴え、浸透させることに成功。幅広い年代に政権交代の波を起こした。多選に批判的な大浜支持層にも食い込んだ。
一方、大浜氏は新空港着工や日経グローカルの社会安定度日本一などの実績を強調、「もう1期」と訴えたが、目新しさを欠いた。公明離れが影響し、若い世代からも共感を得られず、支持拡大につながらなかった。
当日有権者数は3万6281人(男1万7914人、女1万8367人)で2万8090人が投票した。無効票261票、持ち帰り1票。期日前投票は8788人で投票総数に占める割合は31.29%。
【中山義隆氏の話】
長期政権を変えたい、新空港の開港に向けた新しい石垣市を求める有権者の気持ちが当選につながったと思う。日本一幸せあふれるまち石垣市を必ずつくる。
【中山義隆 なかやま・よしたか】
1967年6月26日生まれ。近畿大卒。(株)野村証券で勤務後、家業に従事。04年に八重山青年会議所理事長、06年に日本青年会議所沖縄地区会長。同年9月に市議初当選。09年11月に辞職。
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