「力強い運動」を感謝
新生石垣市スタートに決意新た
2月28日投開票が行われた石垣市長選で、多くの市民は4年間のかじ取り役に新人の中山義隆さん(42)を選択した。市議1期目の途中で辞職し、抜群の知名度と4期16年の実績を誇る横綱に立ち向かった戦い。圧倒的な知名度不足を街頭に1人立ち続けることで克服し、小さかった“政権交代”の波を大きなうねりに変えた。当選確実の報に選対本部は悲鳴のような歓声と割れんばかりの拍手。うれし泣きした。
中山さんは午後9時、家族4人で選対事務所を訪れた。黒のスーツに黄色の勝負ネクタイ。一度、大きく息を吐き、緊張をほぐして入室。長女(4つ)と長男(1つ)を夫婦で交互に膝の上に乗せ、テレビ画面をみつめた。長男をあやすが、表情は硬いまま。緊張の時間が続き、水で喉の渇きを潤す。
事務所内は緊張感が高まってそわそわドキドキ。午後9時48分に当確が出ると一瞬悲鳴が上がり、そのあと歓声に変わって拍手がわき起こった。中山さんはもみくちゃにされ、目から大粒の涙。万歳を三唱した後、事務所の外にまであふれた支持者の中に分け入り、一人ひとりと握手して感謝の気持ちを伝え、若い支持者が中山コールを大合唱した。
中山さんは「多くの皆さんに支えてもらった。厳しい戦いだったが、多くの支援者がしっかりと私の考え方を浸透させ、力強い運動をしてくれた」とかすれ声で感謝、「きょうはゴールではなく、新しい石垣市をつくるスタート。いっしょに頑張っていこう」と声を振り絞ると、会場は一体感に包まれた。
事務所の出入り口で、「中山新市長誕生」を祝うくす玉が割られ、中山さんは大勢の支持者に見送られて各事務所のお礼回りに向かった。
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