石垣市長選は21日、新人の中山義隆候補と現職の大浜長照候補による一騎打ちの戦いが始まった。午前8時半の立候補届出時間を前後して始まった両選対の出陣式、出発式。会場はハチマキの緑、ハンカチの黄色に染まった。候補者や弁士の発言に「よっしゃ」「そうだ」と合いの手が入り、拍手がわき起こって熱気を帯びる。「絶対勝ち取ろう」と気勢を挙げ、最後の追い込みに入った。両候補は1週間、市内を駆けめぐる。
■新市長の誕生を 中山選対本部が出陣式
中山選対本部は午前8時過ぎから事務所前で出陣式を行った。「いざ出陣」。司会者の合図で太鼓が打ち鳴らされ、ざわついていた会場が静まりかえる。黒のスーツに黄色の「勝負ネクタイ」で中山候補が入場すると、支持者で埋まった会場に大きな拍手がわき起こった。
「いよいよ新しい石垣市の夜明けを迎えた」。半嶺當泰後援会長はこう切り出して「中山新市長を誕生させるために大同団結を」と決起を促す。辻野ヒロ子選対本部長も「私たちが中山さんの手と足になって戦っていこう。そして当選後には、中山新市長に私たちの手と足となって頑張ってもらおう」と呼びかけた。
この後、次々と弁士が登壇。公明党八重山連合支部長の大石行英市議は「歴史を変える一週間。断固、断固として勝ち取ろう」と声を張り上げた。自民党石垣支部長の伊良皆高信氏(市議)、西銘恒三郎前衆議、女性部代表の玉代勢光子氏もマイクを握った。
最後に祥子夫人にタスキを掛けてもらい、ダルマの目入れを行った中山候補。「我が陣営に大義がある」と訴えると、会場の盛り上がりは最高潮に。「必勝ヨシタカ」のコールに見送られ、満面の笑みで遊説に向かった。
■5期目指し気勢 大浜選対本部が出発式
大浜選対本部は午前9時過ぎから事務所前で出発式を行った。遊説カーが立候補手続きを済ませて到着、うむざ会有志が太鼓を打ち鳴らすと、集まった支持者が黄色のハンカチを揺らした。
「政治のリーダーは常に信頼と希望を持たなければならない」と声を発した高嶺善伸選対本部長が「信頼とは大浜市長の4期16年間だ。子どもたちや市民の希望をかなえるために大浜市長の5期当選が必要だ」と組織の引き締めを図る。
仲山忠亨後援会長も「言うまでもなく大浜市長は16年間、誠心誠意、市の平和的発展に努めてきた」と実績を強調、「今回の選挙は新しい空港を生かした国際的で平和な自然文化都市の形成が問われている」と訴えた。
宮古島市から駆け付けた県議、宮古島市議らが紹介されたあと、弁士らが次々と登壇し、平和を重視する大浜候補の姿勢をPR、支持を呼びかけた。
濃紺のスーツに身を包んだ大浜候補が花に包まれたマイクに手を添える。「日本一、平和なまちづくりを皆さんと一緒にやっていきたい」と語ると、割れんばかりの拍手がわき起こった。
このあと公務をこなし、大浜地区で遊説カーに合流、笑顔で支持者の声援に応えた。