県立八重山病院が、3月1日から全面禁煙になる。院内だけでなく、通路や駐車場など敷地内は全面禁煙、駐車中の車内喫煙も禁止となる▼過去に同病院で入院したとき、ヘビースモーカーの筆者は、夜になると病室を抜け出し、ベランダで一服してベットに戻り、たばこがなくなったときには、点滴を手にしながら近くの店まで買いに行ったことがある▼「脱走」で当然、看護師さんにしかられた。ホノルル空港でもセキュリティー通過後、たばこをのみに何度も外へ出て、警察官に「我慢できないのか」と笑われた。喫煙の害はよく自覚しており、これまで何度も禁煙を試みては失敗している▼厚生労働省研究班の2008年調査によると、喫煙する中高生の3割は、未成年の喫煙防止を目的に導入されたカード「タスポ」を使って自販機からたばこを買い、そのうち4割近くが、タスポを家から持ち出したり、家族から借りたりしていた▼月に1回以上喫煙する生徒は、12年前の調査に比べて大幅に減ったが、それでも中学男子2.9%、女子2.0%、高校男子9.8%、女子4.5%にのぼった▼禁煙教育は、早い時期から始めなければならないし、年数を重ねると難しくなる。タスポを「家族から借りた」のが22%もあり、父母の力が最も重要になろう。(黒島安隆)
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