多彩なイベント楽しむ
【与那国】与那国町の2009年度町民文化祭が13日午後、与那国中学校体育館を主会場に開幕した。染め・織りや陶芸、与那国馬の体験乗馬など各種体験コーナーや農産物、特産品の展示・即売、町民俗芸能伝承保存会の舞台発表など多彩な催しが行われた。会場には、大勢の子どもたちや町民、観光客などが訪れ、同町の伝統文化や芸能を楽しんだ。文化祭は14日まで開かれ、同日午後7時からは第11回ドゥナン・スンカニ大会も開かれる。
午後2時の開幕に先立ち開かれた開会行事では町教育委員会の崎原用能教育長が「私たちには先人が残した伝統文化を後世に伝えていく責務がある。だが、人口の流出などで担い手が不足し、与那国の伝統文化が失われつつある。与那国には忘れ去られた文化がまだ眠っている。町民一人ひとりが考え掘り起こしていこう」とあいさつした。
会場では、与那国町伝統織物協同組合による染め・織り体験や山口陶工房による陶芸交流塾が開かれ、大勢の町民がフクギやガジュマルの草木染や与那国の土を使ったカップや皿などの陶芸に挑戦した。
このうち、ろくろを回してカップ作りを体験した仲里郁美さん(23)は「(ろくろの)スピードと力のかけ具合が難しかった。でも面白かった。焼き上がりが楽しみ」と話した。また、体験乗馬コーナーでは2頭の与那国馬が用意され、親子などが馬にまたがり、ゆっくりと体験乗馬を楽しんだ。
長男の國太郎ちゃん(1)と一緒に乗馬を体験した稲蔵範子さん(26)は「(与那国馬に)乗るのは初めて。ふかふかして振動が気持ち良かった」と感想を話した。
このほかに会場では、与那国町生活改善グループ連絡研究会が、農産物やハーブ入りのラー油、長命草の加工品などを展示したほか、黒糖やハーブ入りのさとうてんぷらの試食、イモモチづくり体験などを実施。村松稔氏が撮った与那国島の自然と行事の写真も展示された。島内の13の御嶽を回る「13御嶽探訪」も行われた。
また、会場内のステージでは午後7時から、与那国伝統芸能伝承保存会が伝統民謡や踊りを披露。よしだよしこ・永原元のライブもあり、にぎわった。
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