決意、重要政策を強調
クロストークで直接質疑も
市民ら970人傍聴
石垣市長選挙立候補予定者によるマニフェスト型公開討論会(共催・八重山青年会議所、八重山記者クラブ)が12日、市民会館大ホールで行われ、現職の大浜長照氏(62)=民主、社民、共産、社大推薦=、新人の中山義隆氏(42)=自民、公明推薦=が期限や財源の伴う重要政策(表参照)を明らかにした。両氏が直接質疑を交わすクロストークでは多選問題で真っ向から対立。記者からの質問で、自衛隊の配備計画が持ち上がった場合の対応に意見の相違がみられた。討論会は市民ら970人が傍聴した。
すぐに行う政策のうち中山氏は新空港整備によるアジアゲートウエイ構想を挙げ、「全産業に波及させるための総合振興プログラムを策定したい。予算をかけずにすぐできる」と訴えた。
大浜氏は健康福祉センターの機能強化や老健施設・介護施設の新設・増設など医療福祉政策について「2年以内に老健施設、介護施設を倍にしたい」と約束した。
4年間の重要政策で、大浜氏は中学3年生までの入院費無料化について「予算は5000万円程度だが、市の財源でただちに実行したい」と述べ、中山氏は小学校給食費の無料化について1億1000万円程度と試算、「事業仕分け、定員管理、給食センターの民間委託などをすれば捻出(ねんしゅつ)できる」と明言した。
クロストークで多選問題をめぐり、中山氏は「絶対的権力は絶対的に腐敗する」と批判、大浜氏は「市長の権限をどう活用するがか問題で、同意できない」と反論した。
核廃絶都市宣言の制定をめぐり、大浜氏が「田母神俊雄(元航空幕僚長)の核武装論をどう思うか」と質問、中山氏は「核で平和が維持できるとは考えていない」と説明した。
国有地が6割を占める現空港跡地に自衛隊配備の可能性が出た場合の対応について記者から問われ、大浜氏は「反対だ」と明言、中山氏は「私が直接誘致することはない」とした。
討論会では青年会議所の漢那憲隆理事長があいさつ、照屋寛文氏(FMいしがきサンサンラジオ)のコーディネートで進行した。