「自ら改革のリーダーに」
石垣市長選(21日告示、28日投開票)で、新人で前市議の中山義隆氏(42)=自民推薦=は9日、新石垣空港建設現場隣接の牧場で会見し、政策を発表した。「日本一幸せになるまち『石垣市』」をテーマに3つの柱を掲げた。中山氏は「石垣市を日本一幸せあふれるまちにするためには、自らリーダーとなって改革を進める以外にないと考え、決断した」と決意を表明した。
3つの柱(政策骨子)をもとに100項目の施策をまとめた。県下最高水準の義務教育、小学校給食費無料化、全公立幼稚園での預かり保育、非核三原則の堅持、長寿大学の創設、美ら海水族館分館の誘致、最低制限価格の引き上げ(95%)、航空運賃低減「島人特割」の導入などを列挙した。
このうち中山氏は「すぐやる課」の創設や市長多選自粛条例の制定、新石垣空港開港後の経済効果を高めるための官民合同プロジェクトチーム、市長専用車の廃止など10項目を挙げ、「自ら率先してすぐ変える」と明言した。
質疑で空港、港の軍事利用について中山氏は「自衛隊については軍事利用でない限り認める」との考えを示し、米軍については「市民感情を害しないよう対応したい」と述べるにとどめた。
策定過程に異論を唱え続けた自治基本条例(4月施行)に対しては「全会一致で可決されたものではない。項目ごとに見直しを入れたい。多選自粛条例は盛り込む」と強調。多選は4期以上とした。
新空港建設現場がみえる場所を会見場に設定したことに関しては冒頭で「2万年前の人骨が発見されたという歴史のロマンと、新空港という未来につながるこの場所が、新しい石垣市のビジョンを示すのに最もふさわしい」と説明した。
【政策骨子】
(1)日本一幸せに子育てができるまち(子育て・教育・福祉等)子育て世代が、子どもたちを安心して生み育て、充実した教育が受けられるよう努め、家族の幸せを実感できるまちをめざす。
(2)日本一平和で安心安全なまち(福祉・医療・防災・都市整備)平和行政、福祉・医療・都市環境が整い、地域社会を支え合う人と人との絆ある社会をめざす。
(3)日本一快適で活力あるまち(産業・観光・自然保護・都市計画)豊かな自然環境と活力ある地域産業の調和した美しく快適なまちをめざす。