2月
10日
2010

「新たな発見の可能性も」日本最古の人骨発掘で会見

Category: 自然・科学



この記事は2010年2月10日13:59:56に訂正・変更されました(訂正履歴を見る)

 【那覇】県教育庁の金武正八郎教育長は8日午後、石垣市白保の新石垣空港建設地内で発見された国内最古の人骨について県庁で記者会見を開き、共同研究者らが説明を行った。金武教育長は「今回の測定法は信頼性が高く、日本最古の年代となる。石垣島でこのような古い人骨が見つかったのは初めて。本県のルーツや歴史を考えるうえで重要な発見となる」と述べた。
 また、現場からは先島新石器時代(無土器期)の人骨や、台湾、沖縄本島、宮古とも違った動物の骨も見つかっていることから、新たな発見が得られる可能性が高まっている。

 人骨は県教育庁文化課や県新石垣空港課、県立埋蔵文化財センター、共同研究者が昨年7月に新石垣空港建設地内の白保保竿根田原洞穴周辺遺物散布地(通称C1洞穴)で調査を実施した際、獣骨化石が含まれる土壌が残っていることを確認。
 発掘された人骨から直接抽出したコラーゲンで放射性炭素年代測定を行ったところ、人骨3点が約1万5000年から2万年前のものであることがわかった。

 会見には金武教育長のほか、琉球大学医学部の土肥直美准教授、東京大学大学院の米田穣准教授、愛知教育大学非常勤講師の中川良平氏、NPO法人沖縄鍾乳洞協会の山内平三郎理事長が出席。
 米田准教授は「今回の3点も含め、人骨や獣骨の年代に幅があることから、どこからか流されてきた可能性もある。流された場所の特定など、今後の調査は大切なものとなる」、中川氏は「1000点以上の哺乳(ほにゅう)類の骨が発見されており、台湾など他の地域の野生種との共通性がないことから、当時の石垣島は陸続きではなかった可能性がある」と、さらなる発見への期待をふくらませた。
 土肥准教授は「研究者と行政が重要性を共通認識して取り組めたことが大きい。今後も力を合わせて調査を実施していきたい」と述べた。

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コメント

日本最古の人骨発見のニュースに関してですが、八重山毎日新聞では、年代測定法を「放射線炭素年代測定」と記述しています。正しくは「放射性炭素年代測定」だと思います。ご確認の上、訂正してください。

watabonn: [2010年2月10日11:02:18]

2万年といえば、何世代になるのでしょうか。20年と見れば、1000世代。
おじい・あばあを1000回遡ることになります。その間の人の活動は歴史は・・。
気が遠くなりますが、ロマンも感じています。

yoshinoya: [2010年2月11日15:32:34]

異世代の人骨獣骨とするならば、ユーラシアプレートとフィリピンプレートの交差する海溝の堆積物が明和の大津波により流されてきたものかも。
地層の年代測定が重要な鍵になるでしょう。
獣骨が当時のジュゴンとなれば、津波の人魚伝説にハクがつきそう。
いずれにせよ世紀の大発見です。
空港の工事に影響すると石垣島の経済復興に影をおとすかも。
経済振興が大切か、人類の文化遺産が大切か。
識見が問われますね。

ynkt: [2010年2月13日19:40:53]