2月
9日
2010

本部町の沖縄海洋博記念公園内に…

Category: 不連続線



 本部町の沖縄海洋博記念公園内に「おきなわ郷土村」がある。主に17~19世紀ごろの沖縄の村落を再現、御嶽(ウタキ)や拝井泉(ウガミガー)、神アサギなど伝統的な村落形態、民家や高倉を紹介している▼広大な公園内にはさまざまな施設があり、県民や観光客の人気は美ら海水族館に集中しているが、この郷土村を見学するのも楽しい▼週末など利用客の多い時期になると、赤瓦の古民家では数人の婦人が出迎え、集落の成り立ちや間取り、先人の知恵などを説明してくれる。全員が町内在住のボランティアだ▼気さくに声をかけてくる。黒糖とお茶を勧め、博識で、質問すれば一生懸命答えてくれる。「どこから来ました?」と聞いて、それに合わせて説明するが、話し上手だ。県民だと方言で語りかけ、場合によっては民謡も歌ってくれる▼先日、タウンマネージメント石垣が、4月から「まちなか散歩ツアー」を実施すると発表した。市街地を歩きながら歴史や観光スポットを巡るという企画だ。住民とふれあう機会をつくろうという試みで、市民ガイドを募集し講座を開くという▼観光客と地域のふれあいは観光の原点だろう。八重山観光が伸びてきた中で、その点が希薄になった。今回の試みはボランティアをどう育てるかで、取り組みに注目したい。(黒島安隆)

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