2月
4日
2010

オニヒトデ駆除約9万6000匹 対策協が報告

Category: 自然・科学 Tag: オニヒトデ駆除



前年比47%増、駆除対策の強化必要

 石垣島・西表島周辺の八重山海域で2009年の1年間に駆除されたオニヒトデは、9万5921匹に上ったことが八重山ダイビング協会のまとめで3日、分かった。大量発生が確認された08年から47%(3万529匹)増。同協会の佐伯信雄氏は「大量発生が継続している」と指摘した。慶良間で大量発生した際には終息まで6年かかったことから、県農林水産振興センターの鹿熊信一郎主幹は「終息まであと4年は続くだろう」と推測、継続した駆除対策の必要性を強調している。

 環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで3日開催された、官民の関係機関で構成する第3回八重山オニヒトデ対策協議会(与儀正会長)で報告された。ダイビング協が環境省、県、市の事業やボランティアなどによる駆除結果をまとめた。
 対策協は、予算の出所にかかわらず、優先して駆除する海域の選定方針を決める役割を担う。09年度は石西礁湖3海域、石垣島北3海域、西表島北3海域で集中的に実施することを決めている。

 09年は八重山、竹富町両ダイビング協会、県委託、環境省、石垣市、ボランティアで実施。同年は環境省に加え、県や市の駆除事業も実施されるなど取り組みが強化された。行政機関は計76日間にわたり延べ938人の駆除人員を投入した。駆除数について前年と単純比較はできないが、駆除に参加している佐伯氏は「増えている」と話した。
 県事業は宮古島市と恩納村でも実施されているが、宮古の6008匹(駆除員147人)、恩納村の1500匹(同29人)と比べ、八重山では2万2738匹(同184人)と圧倒的に多く、担当者も「八重山は大量発生している状況にある」と説明した。

 県の事業は11年度まで、市の事業は12年度まで継続されることになっているが、事業期間内に大量発生が終息するとは限らない。今後、現状の駆除体制を維持、強化できるかどうかが課題となる。

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