2月
2日
2010

電子書籍の読み取りに特化した端末機が…

Category: 不連続線



 電子書籍の読み取りに特化した端末機が、米国で売れている。ノートサイズで軽量、データ通信機能を内蔵し、書籍を検索・購入できるのが特徴だ▼大手ネット通販会社が販売しており、国内でも購入できるが、日本語に対応していない。昨年のヒット商品で、3月には米国コンピューター会社が、この電子書籍システムを全面的に打ち出した多機能タブレット機を発売する予定▼パソコンの普及に伴い、小説や雑誌、漫画、辞書などあらゆる出版物が急速に電子化されている。今後、持ち運びが便利で立ち上がりの早い端末機の開発をめぐるメーカーの攻防が激しさを増しそうだ▼ところがこの端末機が普及するほど出版業界、書店などのダメージは大きくなる。最近はパソコンや携帯電話の操作マニュアルまでコストダウンで電子化され、製本は有料化する傾向にある。機器操作に不慣れな人は戸惑う▼時代が便利さを求めるにつれ、味気なさが残る。書店で新刊図書を探し、インクの臭いのする本を開くのは楽しいし、目当ての書籍を見つけたときの喜びも大きい▼この数年、パソコンやスマートフォンで電子化された「青空文庫」などを読んでいたが、最近は使わなくなった。書店へ足を運び、各コーナーを回るとなぜかほっとする。(黒島安隆)

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