1月
27日
2010

文化財を火災から守れ 文化財防火デー

Category: 芸能・文化 Tag: 文化財



国指定の旧宮良殿内、本番さながら防火訓練

 文化庁と消防庁が主唱する第56回文化財防火デーの26日午前、石垣市大川にある国指定重要文化財「旧宮良殿内」で防火訓練が行われた。この日は、市教育委員会と市消防本部、宮良殿内管理者が協力して訓練を行い、文化財を火災から守ることの大切さを再確認した。

 文化財防火デーは、1949年1月26日に奈良法隆寺の金堂壁画が火災で焼失したことをきっかけに定められたもので、国民の共有財産である貴重な文化財を火災から守り、文化財愛護思想の高揚を図るのを目的にしている。

 訓練が実施された旧宮良殿内は、1819年に松茂氏第八代宮良親雲上当演が建設した私邸で、琉球の上級士族屋敷の構造を模した建築といわれている。
 主屋の東側には宮良殿内庭園があり、1972年に国指定重要文化財となった。
 住宅密集地に位置する現在は、保育所と医院が隣接しており、年間1万人余りの観光客が訪れるなど、石垣市の主要な観光地でもある。

 訓練は、敷地内に捨てられたたばこが落ち葉に着火、風にあおられ、建物に燃え移って火災が発生したとの想定で、初期消火として敷地内に設置された放水銃やポンプ車で現場に到着した市消防が訓練に当たった。
 市消防本部の前木秀靖消防長は「訓練は想定されたもので、シナリオがある。しかし、実際には同じ火災はなく、臨機応変な対応が大事になる。きょうの訓練はスムーズに流れ、手際も良かった」と講評。江川三津恵教育長は「築200年に及ぶ宮良殿内を改めて国の文化財という意識を強く持ち、守っていかなければいけない」と話した。

 宮良殿内を管理する宮良芳明さん(60)は「初めて放水銃を扱ったが、いざという時が大事。訓練のおかげで消火活動の流れが分かった」と振り返った。

関連ニュース トラックバック コメント
SBMへ投稿:

固定リンク:http://www.y-mainichi.co.jp/news/15306/


トラックバック

PING URI

トラックバックしてください。

この記事のURL(http://www.y-mainichi.co.jp/news/15306/)が含まれていないトラックバックは反映されるまでに時間がかかります.また,記事の内容と関係ないブログからのトラックバックは反映されません.