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夢は武道館ソロライブ 新川出身の「RYOEI」メジャーデビユー

是説乗り越え、大舞台へ
路上ライブの仲間に「コブクロ」
「あやぱにモール」が活動の原点
 BEGINや夏川りみ、ノーズウォーターズ、やなわらばーなど八重山出身のアーティストが全国を舞台に活躍しているが、昨年は石垣市新川出身の「RYOEI」(本名・池間良栄、29)が島田紳助プロデュースでメジャーデビューした。8月にはフジテレビ系の人気番組「クイズ!ヘキサゴンII」でデビュー曲の『ひらり』を熱唱、オリコンでも19位に入った。10年間の下積みを経てつかんだデビューで、RYOEIの目標は「日本武道館でのソロライブ」だ。  ■音楽を始めたきっかけ  子どものころから、クシをマイク代わりに母親が好きな「矢切の渡し」を歌っていた。小学6年には父親からギターを習い、名曲「禁じられた遊び」に夢中になった。  中学時代は藤井フミヤの「トゥルーラブ」に影響を受け、高校に入ると作詞・作曲した歌を披露、あやぱにモールで路上ライブを始めた。  路上ライブの楽しさを感じたRYOEIは「もっと多くの人の前で歌ってみたい」と高校卒業後、上阪した。   ■下積み  大阪で音楽の専門学校に入学したが、物足りなさを感じ、一年も通わずに中退。路上ライブを始めた。  隣ではまだ「コブクロ」が、大勢の観客を前に熱唱。RYOEIの観客はわずか3人だった。  「どうすれば観客を呼べるのか」と悩みながら、歌い方を工夫していくうちに、観客は50人から100人、100人から200人へと増え、ライブハウスでも歌えるようになった。 ■初めての挫折  ところが路上ライブとは違い、有料のライブで観客の心をつかむのは難しく、その数はから次第に減り、定員150人のホールに観客が2人しかいない時も。  スランプに陥ったRYOEIは「音楽を辞めるのに踏ん切りをつけたい」として、知人から勧められた浦添音楽祭をその舞台に選んだ。  音楽祭には全国から数多くのミュージシャンがエントリー、「グランプリを逃したら音楽をやめる」と決め、祖母に贈ったオリジナル曲「そだち」を歌った。その結果、グランプリを獲得、音楽を続けることを決意したという。    ■島田紳助さんとの出会い   グランプリ曲の「そだち」はCD化され、心斎橋のショットバーで歌っていると、タレントの島田洋七さんを紹介された。  その2カ月後に洋七さん原作の映画「佐賀のがばいばぁちゃん」の作曲を担当、さらに2年後には島田紳助さんを紹介された。  RYOEIの歌を聴いた紳助さんは「俺の店で歌ってみないか?」と声をかけ、フォークソング・バー「BAR HASEGAWA」でレギュラーで歌うことになった。   ■アドバイス   出会ってからは紳助さんとの二人三脚の日々が続き、「RYOEIは歌はうまいが、歌に魂が入ってない」「泣いてもいいからその歌にどれだけ気持ちを入れるかが大事」と親身になってアドバイスされた。  その教えをライブで実践し続けると、次第に応援してくれるファンが増えたという。  RYOEIは当時について「こうも観客の反応が変わると思ってなく、驚いた。感謝の気持ちでいっぱいで、紳助さんは父親のような存在」と言う。   ■デビューのきっかけ  クイズ番組のヘキサゴンで作曲コンペがあり、紳助さんの作詞に最も合う曲をユニット「アッキーナとスーパーマイルドセブン」に提供する企画があり、10人以上のアーティストが曲を競った。  RYOEIは10曲を応募したが落選。  だが紳助さんが「自分の詞に10曲も作ってくれた奴はいない」と喜び、幾つかの詞を手渡した。  さっそく、その詞に曲をつけてデモテープつくったところ、タレントのつるの剛士さんが「この曲を僕に歌わせてほしい」と要望。それがきっかけでつるの剛史&崎本大海のユニット、「フレンズ」が26時間テレビテーマソング『泣いてもいいですか』をリリースした。  この曲はオリコン2位に入り、視聴者から問い合わせが相次いだため、初めてクイズ・へキサゴンで紹介された。 ■デビュー後の活動   昨年10月31日、東京代々木体育館で行われた「ヘキサゴンファミリーコンサート」では計2万4000人の前で、ヘキサゴン男性チームに加わってEXILEの「chu-chu-train」の歌とダンスも披露した。  RYOEIは「感謝の気持ちでいっぱい。歌を歌わせてもらう機会が増え、毎日が充実している」と言い、「多くの人に夢を与えられ、この業界に入った。今度は自分が夢を与えていく番だと思って頑張りたい」と意欲を燃やす。   ■島の後輩たちへ  「夢はすぐにかなわない。だからやりがいがある。少しずつ前向きに自分の信じた道をまっすぐ歩くだけ。マラソンと同じで、最初からダッシュすると疲れてしまう。夢のゴールがあと一周で届きそうなとき、必ずつかんでやるという気持ちで猛ダッシュできる準備を蓄えておく事が大事」。

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