12月
7日
2009

昔の藍液づくり模索 与那国町

Category: 地域・教育 芸能・文化 Tag: 与那国島



染料作業工程を復活

 【与那国】伝統織物協同組合(三蔵順子理事長)の養成する上級課程の受講者と組合員が、長い間途絶えていた藍染の染料をつくる作業工程の復活に取り組んでいる。織物の販売が伸び悩む中、復活によって品質向上が図られ新しい販路を見出せないか、織子たちの模索が続いている。

 与那国織の染色にはナンバンコマツナギ(藍)のほかシャリンバイや福木などがある。そのうち途絶えている藍液染料づくりに受講者と組合員らが研修を受けている。

 作業手順を知る人が島内にいないことから組合では、南城市で藍染め工房を営む並河善知氏を3度招いて指導を受けた。
 上級課程の受講者は高度な作業が要求される伝統織りの技術の習得の傍ら藍の染料をつくり、並行して生葉染めや煮出し染めも習得。6月には集落内で70坪ほどの土地に藍の原料木を植えて3カ月後に採集。それを発酵させ、組合員らが定時にかくはんと藍液の検温を繰り返す。種母が効果的に定着、今では染料として活用できるまでになった。

 組合員の正木美生子さんは「藍液は天候に敏感、色にむらのないように」と話し細心の注意をはらっていた。
 完成度の高かった先達の作業工程に、少しでも近づけようと組合員らは気が抜けない。品質向上で、低迷する組合に活路を見出せないか、研究は続く。

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