与那国は県内4位
生活習慣の改善、大きな課題に
40~74歳を対象にした2008年度特定健康診査の結果、予備群を含めたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、以下メタボ)に該当する保健指導対象者の割合は与那国町と石垣市で県内市町村平均(21.49%)を上回ったことが分かった。県のデータをもとに受診者数に占める保健指導対象者数の割合を「メタボ出現率」として算出したところ、同町は27.04%でワースト4位、石垣市は25.46%で同10位。食事や運動など生活習慣の改善がクローズアップされる結果となった。
特定検診受診率は石垣市で37.1%、竹富町で53.7%、与那国町で51.2%といずれも県平均(27.5%)を大きく上回ったが、与那国と石垣では受診者のうち保健指導が必要と診断された人の割合が高くなった。市は10市でワーストワン。竹富町は19.74%と低かった。
一方、実際に保健指導を受けた人の割合は3市町とも県平均を下回っている。特定検診制度はメタボを減らして生活習慣病を予防するのが目的のひとつ。2012年度までに現状(08年度)から10%減少を求められていることから、3市町には保健指導体制の強化が求められそうだ。
メタボになると、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞(こうそく)を発症する危険性が高まる。市健康保険課によると、病気で死亡する人の6割が生活習慣病関連。金城範和課長は「医療費の伸びを食い止めるため、元気で長生きし生活の質を高めるためにもメタボ対策を徹底したい。そのためにはマンパワー(栄養士、保健師)が必要だ」と強調する。
保健指導に当たっている市健康福祉センターの長嶺孝子保健師は「生活習慣病は予防ができる病気。特に働き盛りの人には自分の体の状態を知ってもらいたい。体の状態を知るには検診しかない」とまずは受診を呼びかけている。
【メタボリックシンドローム】
内臓脂肪の蓄積(へそ回りが男性85センチ以上、女性90センチ以上)に加え、▽血清脂質異常▽高血圧▽高血糖のうち2つ以上当てはまるとメタボリックシンドロームと診断される。1つだと予備群。「メタボ出現率」には、メタボには該当しない内臓脂肪の蓄積に加え喫煙の人も含まれている。
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