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「今まで無かったのが不思議」…

 「今まで無かったのが不思議」こんな声を受けて、ようやく誕生したのが石垣市文化協会の方言部会(上原順子部会長)▼方言については、国語学者の金田一京助氏の「西は琉球より北は奥州、北海道、樺太まで広がる各方言の全体の外に何処に日本語があるか」を端緒に、民芸運動の父と称される柳宗悦氏の「日本において現存する各種の方言のうち、伝統的な純正な和語を最も多量に含有するは、東北の土語と沖縄語とである。就中後者はその点において国宝的価値を有するであろう」に尽きる▼しかし、こんなに注目を浴びた沖縄の言葉も、その昔学校の方言札運動で使用禁止にされたり、戦後の急速な共通語の普及で島々の方言が非日常化して今や危機的状況にある▼よどみない方言を操ってきたはずのお年寄りまでが、方言を止めてにわかに共通語をしゃべりだした。島では、方言交じりの共通語まで生まれて三すくみ▼そこで方言部会は、島々の固有な方言を古典和語ととらえ共通語と区別、あらためて方言に親しむことで二重言語生活を楽しもうと提唱している▼早速「なだっさかいしゃ(たおやかで美しい)島言葉」をスローガンに島の言葉で語る集い、島の方言話し方大会、島の方言によるラジオ体操運動などを計画し方言の伝承普及に乗り出した。(仲間清隆)

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