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カラ岳の一部を切削 新石垣空港

4年後の開港へ着々
周辺景観も変化
 新石垣空港の整備工事で、県は17日からカラ岳の一部27万立方メートルを切削する工事に着手した。カラ岳の切削は、カラ岳陸上での新空港建設によって影響を受ける農地や環境、景観などの間にどのような均衡を見出すかをめぐる地元の議論の結果、2000年11月に決まっていた。新空港周辺では、カラ岳の姿に手が加えられるだけでなく、進入灯を設置するための橋脚も立ち並び始めており、4年後の開港に向かって景観の変化も目立ってきた。  カラ岳陸上での新空港建設は、2000年4月に県の正式な方針として決定。同年9月に発足した新空港建設位置地元調整会議(議長・大浜長照市長)では、最終段階では県が詳しい位置について7案を提示し、地元の関係者が意見交換した。  カラ岳陸上地区では、滑走路の位置を南側へずらすと、消失する農地が増え、北側へずらすと、滑走路が海岸線に近付いて環境や景観に影響を与える。カラ岳の切削量も7案でそれぞれ異なる。  このため、同会議の議論では、農地や環境、景観への影響に配慮しながら調整を行い、カラ岳は一部を切削することで決着した。  県新石垣空港建設事務所によると、カラ岳は海側の一部27万立方メートルを切削する。航空機が安全に飛行するのに必要な空間を確保するための措置。  作業は、切削部分の最も高いところから行うことになっており、重機を上げるための工事用道路を17日から整備している。今後、足場を築きながら、切削を進める。  計画では来年3月までに切削を終えることになっているが、ボーリング調査の結果、「中硬岩」と呼ばれる硬い岩質があることが分かっており、慎重に作業していく。 ■進入灯設置工事が急ピッチ  新石垣空港の滑走路南側では、進入灯を設置するための橋脚の整備が行われており、15本の橋脚が姿を現している。最も長いものは高さ30メートルに達し、現地では設置場所の畑からそびえ立つ様子を見ることができる。一部は7日に開通した国道390号の付替道路からも見ることができる。  15本の橋脚は2010年度までに長さ735メートルの橋状の台として結ばれ、その上に進入灯が設置される。
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