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石垣市が中心市街地の活性化を図るために…

 石垣市が中心市街地の活性化を図るために設けた蔵元駐車場でいま、蔵元の歴史性が感じられるような整備が行われている。周囲を石積みにして、琉球王府時代の役所だった蔵元跡地の雰囲気を創出するという▼蔵元の名残から、かつてここには、石垣町役場や八重山地方庁、その後方に八重山保健所、やえやま幼稚園があった▼さらに西側には、石垣市消防署があり、今の大川交番所には八重山警察署の建物が威風を誇っていた。思い起こすと、蔵元周辺は市の行財政の中心地として、大変栄えていたことが分かる▼現在、この一帯で公共の建物といえば、八重山博物館や県立図書館八重山分館、八重山郵便局、文化会館くらいしかない。八重山支庁(現在の県八重山事務所)があったころまでは、この界わいは、もっとにぎわっていたように思う▼街中から、くしの歯が欠けるように公共施設が消えるのは寂しい。市は、蔵元駐車場前のバス停を公開空地として整備する計画だが、そこに蔵元周辺の街の移り変わりを記した案内板を設置することはできないか。支庁移転後に行われた発掘調査では、17世紀の蔵元跡である遺構を確認。将来、ここを史跡公園にする構想もある▼隣の博物館と連動させれば歴史学習の場となる。古きを温ねて新しき知ることも大切だ。(南風原英和)

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