Category: 社会・経済
マストに大漁旗、住民出迎え
【与那国】定期船「フェリーよなくに」(498トン=福山海運)が9日の与那国島入港で2000航海を達成した。マストに複数の大漁旗を掲げた同船は「どぅなんトゥバルマ」や「与那国小唄」の民謡を自船から流しながら久部良漁港に入港。所定のバースに接岸、関係者の拍手に迎えられた。
同船は1988(昭和63)年10月に与那国~石垣間を4時間半で結ぶ定期船として新造船を就航させた。21年目にして2000航海を成した。就航当時から町民悲願のカーフェリーとして車両やコンテナ、建築資材など大型貨物輸送に活躍、町民の期待に応えた。航海時間の短縮で団体旅行や観光客の入域にも貢献した。
乗船客に紅白もちが配られ、セレモニーで同社の譜久山哲也代表が「島民の足となっていることを誇りに今後も安心できる航海に努める」とあいさつ。大島正源船長と久高健治機関長の2人に花束を贈り、乗組員をねぎらった。
小3のころ、同船で石垣島に家族旅行した田頭瑠都さん(29)は「船に弱いわたしにも何かと新鮮な印象があった」と当時を話し、節目に感慨深げ。魚類の輸送でかかわる与那国漁協の上地常夫組合長(45)は「切らさない生活物資の輸送に頭が下がる」と話し、安全航海に期待をよせた。(田頭政英通信員)
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