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新聞記事に載った方言のことで、読者から…

 新聞記事に載った方言のことで、読者からよく指摘の声がある。先日も、男性の読者から「あれは沖縄方言だから、八重山方言にしたほうがいいのでは」という意見が寄せられた▼この男性が言うには、くいしんぼうを意味する「ガチマヤー」や「シーサー」(獅子)は沖縄方言なので、地元新聞では八重山方言の「ファイダマ」や「シィーシィ」とした方が適切ではないですかという指摘だった▼読者からのこういう貴重な意見により、記事を書く際には八重山方言での表記に変えたのもある。例えば、苦瓜の「ゴーヤー」を「ゴーヤ」と改めた点である。ゴーヤーはウチナー口で、八重山方言では最後は音引きなしのゴーヤとするのが正しいという指摘ではなかったかと思う▼このように八重山ではなぜか、沖縄方言が先行して一般的に使われていることが多い。沖縄八重山文化研究会顧問で八重山方言辞典の著者、宮城信勇さんにこういう傾向についてお話すると、「新聞社が正しい八重山方言を使用しないと、八重山方言が乱れてしまう。新聞が模範を示すべきだ」と叱咤(しった)された▼習慣とは怖いもので、誰も異論を唱えずに使えば、当然のことのようになってしまう▼スマムニという立派な八重山方言があるのだから、誤りは正さなければと思う。(南風原英和)

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