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八重山も本格始動へ

衆院解散、選挙戦が一気に加速
■政権選択の選挙  政権選択が焦点の衆院選挙は、麻生首相が9月10日の任期満了を前に21日午後、衆院を解散したことで8月18日公示、同30日投開票で日本列島は一気に選挙戦に突入した。県内4選挙区も、昨年のうちに立候補予定者は決まっていたが、思わぬ世界同時不況の中、麻生首相の思惑にも翻弄(ほんろう)されて選挙活動は停滞気味だった。しかしきのうの衆院解散で各陣営はいよいよ本格的な選挙戦に走り出す。  沖縄本島南部地区の市町村と宮古、八重山を選挙区とする沖縄4区は、今回3期目を目指す自民現職の西銘恒三郎氏(54)と、民主新人の瑞慶覧長敏氏(50)、それに幸福実現党新人の富川満也氏(34)の3氏が立候補を表明しており、1議席を3人で争う。  小選挙区移行以来同選挙区は、自公の与党候補が常に勝利を収めてきた。しかし今回は世論調査や都議選はじめ地方選挙に見られるように全国的に逆風が吹いている。そして政権交代への機運も高まる中、与党の西銘氏が3選を果たし議席を守るか、あるいは全国的な流れに乗って野党民主党の瑞慶覧氏が初の勝利を飾るかが焦点だ。 ■八重山で強い西銘氏  さらに八重山では、西銘氏が過去2回とも革新市長の石垣市はじめ3市町でまんべんなく票を集め、圧倒的な強さを見せてきたが、今回はそこに変化が出るのかも、来春の石垣市長選に向けて大きな注目点の1つだ。  3氏が立候補した03年11月は西銘氏が3市町とも圧勝の計9543票(うち石垣市7828票)で、次点の民主候補に3600票差。4氏が立候補した05年9月の郵政選挙は、さらに西銘氏が票を伸ばして9969票(うち石垣市8285票)と次点の民主候補には3800票余の大差をつけた。  しかし過去に共産などと分裂選挙だった野党は、今回結果的に瑞慶覧氏に一本化、全国的な追い風に加えて野党共闘で戦うことになり、西銘氏も一層危機感を募らせている。しかも今回は特に自民党石垣支部が、同じ与党ながら石垣市長選で革新候補を支持し続ける公明党に批判を強めているため、これが同党との選挙協力に悪影響を与えないかも懸念材料となっている。  西銘、瑞慶覧両氏は機会あるごとに八重山入りして選挙活動、富川氏も街頭で演説会をこなしているが、そこで注目されるのが3候補予定者が八重山向けの政策に何を提示し、八重山の有権者は何を求めるかということだ。  確かに今回の選挙は誰が何と言おうが政権選択が大きな焦点だ。そして政権交代の可能性は、自民党議員さえ否定しないほど限りなく高まっている。その証が解散をめぐる「麻生降ろし」など一連のどたばた劇だ。それは長期政権を謳歌(おうか)してきた自民党の政権末期のあがきともいえる混乱ぶりだ。 ■離島振興策示せ  政権が変われば当然政策も変わる。そうなると沖縄政策も変わってくる。米軍基地政策や沖縄振興策はどうなるのか。それでは八重山などの離島振興策や経済政策は良くなるのか。  政権交代がかかる今選挙にはいつになく郡民の関心も高い。そして政権交代に対しては大きな期待の反面、未知の世界だけに不安も根強い。それだけに各候補者は、与那国の自衛隊誘致問題にどういうスタンスをとるのかをはじめとして、離島振興策など各種政策をきちんと郡民に提示すべきだ。特に政権交代が実現すれば沖縄・八重山はどうなるのか、選挙戦を通じてその善しあしを広く説明の必要があろう。

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