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選挙戦が本格化 与那国町長選

告示まで1週間、8月2日に投開票
 【与那国】任期満了に伴う町長選は、投開票まで約半月となった17、18の2日間に現職の外間守吉氏(59)と元町職員の新人、田里千代基氏(51)が相次いで後援会事務所開きを行い、選挙戦が本格化している。選挙戦は今後、25日に田里陣営、27日に外間陣営がそれぞれ総決起大会を開き、28日の告示へと向かう。事務所開きで両氏の訴えを聞いた。 ■外間氏 自衛隊誘致と自立ビジョンは矛盾しない 実績と公約を訴え  外間氏の演説は29分余り。このうち、約13分は1期4年間の実績とそれに基づいた2期目の政策の説明に費す現職らしい内容。子育てや医療、生活環境、産業など町政をほぼ網羅する形で実績と公約をアピールした。  前町長の故・尾辻吉兼氏は2期目途中で死去し、外間氏はその政策を引き継ぐ形で立候補・初当選しており、演説ではその経緯に触れる場面もあった。  自衛隊誘致の理由については3分半かけて3点を語った。地方交付税が大幅に減額された三位一体の改革を取り上げつつ、財政の安定に対する期待を示すとともに、過疎化の解消とインフラ整備など経済的な効果の3点。  これに関連して「『自立ビジョン』は『自立ビジョン』。さらに自衛隊誘致という話を展開しなければならない」と述べ、自立ビジョンと自衛隊誘致は矛盾しないと強調。「自立ビジョンの考え方については1つもぶれていない」とも述べた。  2011年度で終わる沖縄振興計画については、水道事業を計画期間内に事業採択できるよう求めていく考えを表明。同計画終了後の財政安定化を目指して「国境離島法」の制定を求めていることを明らかにした。  田里氏が実績として強調している「地方の元気再生事業」による台湾との交流では、自民党幹事長を経験した国会議員の名を挙げ、「あれは担当(田里氏)が取ったお金ではない。私は(元幹事長に)頭を下げてお願いした」と強い口調で訴えた。 ■田里氏 台湾との交流推進に信頼関係さらに必要 町政の刷新訴え  田里氏は16分半の演説のうち、自衛隊について触れたのは「自衛隊問題もある。私は自衛隊反対。自衛隊では地域は活性化しないから」という6秒間だけ。ほとんどすべてを「自立ビジョン」やそれに基づく台湾との交流や住民主体の行政の推進に充てた。  外間町政の4年間、田里氏は台湾との交流推進を担当。演説では「昨年、(花蓮との間を直行する)飛行機が飛んだ。これを定期化するためには、これまで培ってきた信頼関係をもっと出さなければならない」と強調。  田里氏は、石垣島よりも台湾に近い与那国島の地理的な特性や、台湾との交易が活発に行われたいわゆる「密貿易」の歴史などに触れながら、「新しい交通網を作ることによって、この島は変わる。その交通とは与那国と台湾の交通。与那国は中継基地になる」と構想を描いた。  10万人観光の実現を目指す考えも示し、経済波及効果47億円、関連産業に従事する人口400人と打ち上げた。  外間町政については「放っておけない。大変なことになる。私は変えていきたい」と町政刷新を訴えた。  「住民主体の行政」にも再三言及し、「住民と役場が一体とならないと、まちづくりができない時代が来ている」と述べた。「住民の税金を住民に還元する仕組みづくりが住民自治の原点」とも述べ、子育ての負担軽減措置を行う考えを示した。公民館の役割を重視した施策の展開にも言及している。
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