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父親暴力の男児重体、児童相談所から状況聞く 県議会文教厚生委

「初動に問題があった」
 【那覇】石垣市内で男児(3)が父親に殴られて重体となったことを受けて、県議会の文教厚生委員会(赤嶺昇委員長)は22日、中央児童相談所を所管する青少年・児童家庭課の担当職員らから事件の状況や児童相談所八重山分室の状況を聞いた。同分室は職員1人の担当件数が過密な状態となっており、今回の事件を未然に防ぐことができなかったことについて「初動に問題があった」(同課)として児童保護に向けて「児童虐待防止に向けての緊急提言検証結果」の徹底を図る方針を示している。  同委員会では今回の事件について、事件前に被害児童と同分室が接触する機会があったことが報告され、今年5月7日に県警から連絡があり、5月8日と6月17日には同分室職員が家庭訪問を行っていた。  同課によると、家庭訪問時には被害児童の疾患について母親から健康相談を受けることで同家庭との接点を持ち、虐待について継続的に監視する方向で緊急性は無いと判断していたという。  委員会では5月7日の時点で児童の一時保護などの措置が執られなかったことに意見が相次ぎ、八重山分室では2008年度に140件の相談が寄せられ、職員1人の担当件数は80件と過密な状態となっていることが報告された。  比嘉京子氏(社大)は「人員配置など専門家のフォローや児童相談所のあり方、組織をしっかりとしてほしい」と指摘。同課では「職員の専門性の向上、適応力を高めていくと共に人事配置の内部要請などを行い、児童相談所の能力向上を図りたい」と答え、県児童虐待問題対策検証委員会が06年にまとめた「児童虐待防止に向けての緊急提言検証結果」の徹底を図る方針を示した。
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