
海底送水、市と事前協議なく給水協定
農振除外めぐり農業委反発
石垣市議会(入嵩西整議長)の6月定例会一般質問は16日、富里八重子、今村重治、桃原克己、仲間均の4氏が当局の見解をただした。竹富島で計画されている大型リゾート開発をめぐり竹富町は、同島に海底送水している石垣市と事前協議を行わないまま企業側と給水協定を結んでいたことが桃原氏の質問で分かった。桃原氏は「島の住民の生活用水を目的とする分水協定に違反しないか」と追及したが、宮良長欣水道部長は「答弁を差し控えたい」と言及を避けた。
石垣市は1976年10月1日から竹富島に海底送水を開始。これに伴って市は竹富町と1日398立方メートル(最大500立方メートル)を給水する内容の分水協定を締結した。08年度は送水量は1日平均206立方メートル、最大で300立方メートルだった。
町とリゾート開発を計画する企業は昨年6月20日、1日100立方メートル程度を内容とする給水協定を締結したが、桃原氏の質問に宮良部長は「事前協議はなかった」と答弁した。
桃原氏は「現在の給水量の半分の水を1企業に提供するのに、事前の協議がないのはおかしい。市民にも町民にも不安を与える。市と町が協議すべきだ」と指摘、宮良部長は「このことを踏まえ町と協議を行っていきたい」との考えを示した。
字石垣の農振除外問題について質問した今村氏は、市農業委員会が「好ましくない」と判断し県も同意しなかった案件を、市が除外しようとした行為を疑問視、「通らない案件をなぜ取り上げたのか。市長の意見ではないか」と迫ったが、大浜市長は「まちづくりの視点に立って判断している」と釈明した。
宮城博光農業委会長は「同地は8万5000平方メートルで国、県の補助事業で草地造成され、スプリンクラーもついている。(除外するのは)好ましくないと進達した」と不満をあらわにした。
富里氏は出生率をただし、森永用朗保健福祉部長は「15歳から49歳までの女性が生む合計特殊出生率で石垣市は1.96人と全国一の県平均1.74人を上回っている」と報告。大浜市長は「石垣市は子育てしやすい環境にある。その内容を充実させることが重要だ」と強調した。
仲間氏は尖閣諸島やゴルフ場建設に対する市長の姿勢をただした。
17日は中山義隆、砂川利勝、松川秀盛の3氏が登壇する。
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