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導入3年 不満多い2学期制

高まる「3学期制に戻して」
市教委「継続」し「改善」で対応
 石垣市内の幼・小・中学校で06年度からスタートした2学期制について、改善検討委員会(入嵩西純委員長)が保護者と教員、管理職員を対象に実施したアンケート調査によると、「秋休みはないほうがよい」という回答が大半を占め、「3学期制に戻してほしい」との意見も多数寄せられた。導入して3年が経過した2学期制。実施当初から学校現場や保護者からは不満の声が挙がっていた。しかし、市教育委員会では2学期制を継続していく方針で、今後の検討委での取り組みが注目されている。(高良 新輝記者)  検討委では、2学期制のメリットについて「授業実数が実施前と実施後では小学校で学年平均8.1時間、中学校で13.2時間増加した」「夏休み前や冬休み前の成績処理や通知表作成にかかる時間が軽減でき、教師にゆとりができた」などを挙げているが、保護者からは「実感がわかない」との意見があり、いかに実践内容を周知するか工夫が必要となっている。  デメリットでは「夏休み前の通知表がなくなったことで、長期休みの学習計画が立てにくくなった」「部活動などの全国大会や教員免許認定講習、採用試験などの実施時期が重なり、学校運営が厳しい状況にある」との意見が挙げられた。  管理職対象では「『学びの連続』が分断されるため、秋休みはないほうが良い」「2学期制に慣れてきたところで、3学期制に戻すことは混乱を招く」「選択科目の入れ替えや授業時数の配分を考えると、現在の学期区分を変えてしまうと調整に時間がかかってしまい、しわ寄せが子どもたちに行く可能性がある」など賛否両論。  教職員対象では「夏休みが明けて、また秋休みがあると子どもたちの生活リズムを戻すのが大変」「通知表が2回になったのは良かったが、休業が行事の間に入ったり、授業が中断される」と否定的な意見がほとんどだった。  保護者対象でも「2学期制のメリットを実感できない」「通知表の機会が減ることで、子どもの引き締めや学習意欲が低くなっている」と不満の声は多い。  市教委では2学期制を継続し、改善していくことを前提にしているが、「3学期制に戻したほうが良い」という声が高まるなか、今後は現場や保護者の意見を2学期制改善にどれだけ反映できるかが大きな課題。

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