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西表島のマングローブ内プラスチックごみが1万個余り漂着

「湿地汚染に」と警告 山口防衛大学校教授が調査
八重山諸島の海岸線に打ち上げられた漂着ごみを9年前から継続調査している防衛大学校の山口晴幸教授(自然環境、環境地盤工学)が、今年、竹富町西表島を調査した結果、特にマングローブ河口域に、発泡スチロールなどのプラスチックごみ約1万個余りが漂着、前年に比べて約1.8倍も増加していることが分かった。 海岸の漂着ごみや海岸汚染の調査を実施している山口教授は、1997年から毎年春と夏の2回八重山を訪れ、調査している。 今年も3月26日から4月5日までの11日間、6島22カ所の海岸を回り、漂着ごみを調査している。 昨年春からは西表島の仲間川、ユツン川河口域、船浦湾西岸域の3河口域を調査。そのうち、ユツン川河口域と船浦湾西岸域のマングローブ内の約9000平方メートルで確認された漂着ごみの種類や数、どこから流れついたかを調べた。 今年春の調査で確認したごみの総数は1万1116個、前年の6173個に比べ約1.8倍増。100平方メートルあたりの総ごみ数は124個(前年55個)で、国籍不明ごみが9293個、外国製1700個、日本製123個となっている。 最も多いのがプラスチック類で6347個(56.8%)、次いで漁具類の4502個(40.3%)、瓶類217個(1.9パーセント)となっており、注射器などの医療廃棄物や廃タイヤなども多かったという。 国籍別では中国製が1099個(64.6%)、韓国製294個(17.3%)、台湾製246個(14.5%)となっている。 山口教授は「マングローブ内はプラスチックごみの腐食が進むと、有害物質が溶け出し、湿地汚染にも発展する」と警告。「生態系への影響も懸念されることから、早急に実態を把握して何らかの対策を講じる必要がある」としている。

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