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盛山村跡の御嶽、星見石、星図市指定文化財に

 第5回石垣市文化財審議会(前津栄信会長)が25日午後、市教委で開かれ、白保の「盛山村跡の御獄」(仮称)と大川村の「星見石」「星図」の文化財指定について市教委の諮問を受けた。市教委は年度内に答申を受け、指定に向けた作業を進めたい考え。  盛山村は1785年、冨崎村(浦村)が桃里村の属地、盛山に移転して創設。豊かな土地として発展が期待されたが、マラリアなどのため、1872年には人口がわずか27人まで減少。宮良、大浜、白保からの移住によって存続を図ったが、1917年に廃村となった。  旧盛山村周辺では土地改良事業や新空港建設などが進んでいる。  市教委では「同御嶽は当時の盛山村を知るうえで貴重」として文化財指定を諮問した。  星見石と星図は、近世八重山における宇宙観や農耕に関する知識や農業暦を解明するうえで貴重。  星見石は農作業の時期などを知るために用いられていた石で、観測した星座と石に刻まれた方位を照合することによって季節を把握していた。  今回の諮問の対象となっているのは大川村のもので、菊目サンゴ石の中央にくぼみを作り、放射状に12方位を刻んでいる。宮良川土地改良事業の実施に伴い、1986年に撤去されていた。  星図は長興氏善康による1837年の写し。全天を描いた図に27の星や星座、星の出入りや自然現象、農事暦などを記している。

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